善き人々に出逢う旅 令和8年10月

思うにまかせない人生を生きる  令和八年九月二十三日は、お彼岸の中日である。冒頭から自己の事で恐縮だが、この日は私の誕生日でもある。師父が本堂で彼岸経を読誦している最中に、私は庫裡で産まれたという。母のお腹の中で大きくな 続きを読む

善き人々に出逢う旅 令和8年9月

青畳を拭く  久しぶりに、真剣に拭き掃除をした。バケツの水で濡らした雑巾をギュッと絞り、力を込めて畳を一気に拭く。その後乾いた雑巾で、もう一度上拭きをする。三十畳の小さなお堂であるが、大型扇風機を回しながらでも、これを二 続きを読む

善き人々に出逢う旅 令和8年8月

『カフェ・デ・モンクえりも』の夏  拙僧が代表をつとめる『カフェ・デ・モンクえりも』は、十年余りにわたって、様々な活動を続けてきた。「浦河ひがし町診療所」の医療スタッフと、診療所に通う当事者の皆さん、そして大勢のえりも町 続きを読む

善き人々に出逢う旅 令和8年7月

教育とは何だろう? AI教育の恩恵とリスク  教育現場では、生成AI(人工知能)の波が、子どもたちの学びや、学校現場に押し寄せているという。日本ではAI活用の推進が進みつつあるが、ノルウェーのように、学力低下の懸念から小 続きを読む

善き人々に出逢う旅 令和8年6月

歩くことは、生きる活力 歩きはじめる不思議  ヨチヨチと、歩きはじめた子どもを、見るのは楽しい。ハイハイをしていた赤子が、突然掴まり立ちをするようになり、ある日ふらつきながら、一歩二歩と、歩むようになる。 その様子を見て 続きを読む

善き人々に出逢う旅 令和8年5月

四月、共に暮らす長男夫妻の娘が、めでたく一歳の誕生日を迎えた。遠方に暮らす長女の所には、男女二人の孫がいるが、普段はなかなか逢えず、日々の成長の機微はわからない。身近でみる内孫の生育は、びっくりするほど早いと、驚きと喜び 続きを読む

善き人々に出逢う旅 令和8年4月

亡き人に送る花  先日久しぶりに、札幌のお檀家様の葬儀に出掛けた。「家族葬ですが、来て頂けますか」というお尋ねに、「お父様には、長くお世話になりました。勿論お伺いします。」とお答えした。翌々日、お通夜に間に合うように、車 続きを読む

善き人々に出逢う旅 令和8年3月

二月の出逢いに感謝 二日(月)えりも町「いろり」にて  えりも町新浜に『小規模多機能ホームいろり』という施設がある。介護が必要となった高齢者が、住み慣れた自宅で生活を続けられるように、食事や入浴、外出など地域での暮らしに 続きを読む

善き人々に出逢う旅 令和8年2月

永遠の別れに想うこと  新しい年を迎えてから、月日のたつのがとりわけ早く感じられる。  近年温暖化が進むと言われるが、今年の冬は近年になく厳しい。日々目まぐるしく天気模様が変わり、温度差が激しい。当地では、昨年十二月から 続きを読む

善き人々に出逢う旅 令和8年1月

別れの前に杯を  吹き荒れる風が、今年は強く激しい。十二月十四日夜、吹き出した強風は、電柱を倒し、あちこちの電線や電話線を切り、長時間えりも町各地の停電を招いた。寒さをしのぐために早く布団にはいったが、「ゴーゴー」という 続きを読む